公園のものは、公園に返す。

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前は、公園で拾った木の棒や石ころを、子どもが持って帰ることがあった。

私も子どもの頃、そういうのを持って帰るのは好きだった気がする。石とか、葉っぱとか、よくわからない実とか。別にすごいものではないのに、その時はちょっと宝物みたいに見える。

でも、家に持って帰られても、正直ちょっと困る。

木の棒。石ころ。どんぐり。

玄関の中に入れるのも少し困るし、部屋に持って入られるのも少し困る。だから前は、そういうものは玄関の外に置いていた。

まだいる?

しばらくして聞くと、もういらない、と言う。それでまた公園に行く時に持って行って、置いて帰っていた。

たぶん、それを何度かやった。

ある時、公園のものだから、公園に返してから帰ろうね、と言った。

立派なことを教えようとしたわけではなくて。どちらかというと、家に持って帰られても困るな、と思ったから。

でも、それからあまり持って帰らなくなった。

拾って遊ぶけれど、帰る時には自分から置いて帰る。

そうなのか、と思った。

持って帰らんでいいの? と少し思う時もある。自分が子どもの頃は、拾ったものを持って帰るのも楽しかった気がする。

でも、持って帰ってもらっても困るから、そこは言わない。

木の棒も困る。石ころも、まあまあ困る。

そんな感じで、今は公園に置いて帰っている。

公園のものは、公園に返す。

そう言ったら、ほんとうに返すようになった。

少し拍子抜けするくらい。

text — homeflow編集部