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うちは、おかずを大皿で出すことが多い。
おかずの種類だけ、大皿や中皿が並ぶ。どんと置く皿もあるし、少し深めの皿もある。炒めもの、焼いたもの、和えたもの。料理に合わせて、なんとなく皿を選ぶ。
真ん中に皿がいくつか並ぶと、テーブルに少し動きが出る。
それぞれの前には、取り皿を置く。小皿だったり、小鉢だったり、醤油皿くらいの小さい皿だったりする。うちの小皿は、きれいに揃っているわけではない。大きさはだいたい近いけれど、深さも形も少しずつ違う。
でも、たぶんその感じが好きなのだと思う。
全部同じ皿が人数分きれいに並んでいるのも、もちろんいい。でもうちの食卓は、大皿と、少しばらばらの取り皿がある方がしっくりくる。
好きなように取ればいい、という形に見えるけれど、実際はだいたい最初に親が食べてほしい量を分けている。野菜も少し、肉も少し、これは食べてほしいなというものを先に入れておく。
完全に自由な食卓というわけでもない。
それでも、大皿が真ん中にあると、少し楽しい。「これ取って」「それもう少しいる?」「この皿でいい?」みたいなやりとりが自然に入る。おかずが皿から皿へ動いていく感じがある。
大皿と小皿があると、テーブルにリズムが出る。
整っているというより、少し動いている。きれいに盛りきるというより、食べながら形が変わっていく。そこが、うちの食卓には合っている気がする。
大雑把だからそうなったのかもしれない。でも、その方が少し楽しい。
今日もたぶん、大皿を出して、小皿をいくつか出す。ぴったり揃っていない皿たちが、なんとなく並ぶ。それだけで、食卓が少し始まる感じがする。
text — homeflow編集部