homeflow — nail & time
爪は、結局自分でやっている。
本当は、人に任せたい気持ちもある。座っていればきれいにしてもらえて、終わったら爪が整っている。それはそれで、かなりいい。
でも、サロンに行くには予約がいる。
子どもの予定を見て、夫の予定を見て、自分の空いている時間を探して、その時間にちゃんとそこへ行く。しかも、子どもたちの予定は急に変わったりもする。
そこまで含めると、予約する前から少し遠い。
サロンで過ごす時間も、楽しい時はある。でも、そうでもない時もある。気を使ってこちらから話したり、何かちゃんと過ごそうとしてしまったりするのが、結構しんどい時もある。
だから、結局自分でやっている。
家でやると、工程をちょびちょび進められる。今日はオフだけ。少し休んで、次に形を整える。色を塗るのは夜にする。そんなふうに、自分の生活の隙間に入れられる。
もちろん、利き手が使えないのは結構大変だ。片手をライトに入れている間、もう片方で何かをしようとして、できない。細かいところも、思ったより時間がかかる。
それでも、何かを自分でするのは嫌いじゃない。
色を選んで、光り方を見て、少しだけ飾る。爪の中に、自分の小さい世界を作れるのも好きだ。
手を動かすと、光の線がすっと走る。洗い物をしている時とか、何かを持った時とか、ちょっとした作業の途中でそれが見えると、少しウキウキする。
しかも、材料代だけだとかなり安い。そこも、かなりいい。
人に任せたい気持ちもある。でも今の私は、予約して出かけるより、家で少しずつライトを出す方を選んでいる。
爪が変わると、手元が少し変わる。手元が変わると、いつもの動きも少し違って見える。
その小さい変化くらいなら、自分で作れる。
だから今日も、結局自分でやっている。
text — homeflow編集部