窓の外の緑くらいが、ちょうどいい。

homeflow — green & air

緑はすごく好きだ。都会も好きだし、街の便利さも嫌いではない。でも、週末くらいは緑を見ながらゆっくりしたいと思う。今の家は街の真ん中にあって、窓から緑があまり見えない。だから余計に、実家の窓から見えていた山の景色を、最近すごく思い出す。

実家は住宅街だけど、少し高い位置にあって、自分の部屋の窓からは山がよく見えた。山との間には家がたくさんあるはずなのに、地形の関係でほとんど見えず、山だけが視界に入った。最近になって、あれはかなり奇跡的な景色だったと思う。その窓からの山が、今でもすごく好きだ。

家の中にも植木鉢がたくさんあった。母は昔から植物を育てるのが好きだったんだと思う。でも、その植物は子どもの自分には少し”禁断”だった。葉っぱを触ったりしたら怒られそうで、あまり手が出せなかった。その感じが今も少し残っているのかもしれない。

部屋に緑がある景色はすごく好きで、何度か自分でも育てようとした。でも、やっぱりうまくいかない。水やりを忘れて、気づいたら枯れている。ものを育てるのは、あまり得意ではないんだと思う。花を枯らすのと、たぶん同じ感じだ。

だから枝ものに手が伸びやすい。育てなくていいし、空気がある。そこに置いておくだけで、少し緑の気配がする。

育てる緑より、そこにあってくれる緑の方が、自分には合っているのかもしれない。窓の外の山でも、庭の木でも、誰かの家の緑でも。自分で管理しなくていい緑に、安心している気がする。

部屋に緑がある景色は今も好きだ。でも、窓の外の緑くらいがちょうどいい、自分で持つには、少し重いというのが、たぶん自分に正直な感じだと思う。

text — homeflow編集部

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