homeflow — family & season
小さい保冷剤は、気づくと増える。
ケーキを買った時。
デパートの地下で何かを買った時。気づくと、冷凍庫の隅に溜まっている。
でも、増えすぎたらもう諦めて捨てる。
意外と、そこはちゃんと管理していると思う。
ちゃんと買った大きい保冷剤もある。
ただ、それは一年中冷凍庫に入っているわけではない。冬のあいだは使わないので、常温で置いてある。
でも夏になると、急に冷凍庫に現れる。
昔は、大きい保冷剤を旦那が五、六個冷凍庫に入れていた。
普通に文句を言われるやつだ。
ただでさえ夏の冷凍庫はいっぱいなのに、そこへ大きい保冷剤がどんと入ってくる。
本気で邪魔だ。
いろいろあって、今は二つくらいでなんとか落ち着いた。
それでも急に現れると、今でも少しイラッとする。
でも、使う。
子どもが試合の日は、クーラーバッグに保冷剤を入れる。
水筒、タオル、軽食。暑い日の試合の準備物は多い。
そういう日に、冷凍庫にいた大きい保冷剤が急に頼もしくなる。
普段は邪魔なのに。
急に頼もしい。
なんなん。
綺麗な夏ではない。
準備物が多くて、少し大変な夏だ。
でも、保冷剤はいる。
好きとか、安心するとかではない。
いるからね。
いるよね、夏は。
イラッとするけど、使う。
夏の家族を、裏側で支えている感じがする。
邪魔者だと思っていたのに、結構頑張ってるかも、と毎年思う。
text — homeflow編集部