車の鏡は、少し厳しい。

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明るい車内で鏡を見ると、だいたい終わっている。

アラしかない。

うちの洗面所の鏡は、かなり優秀だ。

なんか少しだけ、きれいに見える。

ライトがふんわりしているのかもしれない。壁の色なのかもしれない。よくわからないけれど、洗面所で見る顔は、まだ少し安心できる。

でもそれは、事実が見えていないということなのかもしれない。

車の中は違う。

昼間の明るい車内で、ふと鏡を見る。すると、急にいろいろ見える。影も、毛穴も、乾燥っぽさも、全部そこにある。

さっきまで洗面所では大丈夫だったのに、と思う。

同じ顔のはずなのに、場所が変わると全然違う。

外のトイレの鏡も、たまに厳しい。白い光が強すぎると、顔が少し置いていかれる感じがする。

逆に、少し暗めのお店の鏡だと、なんとなく大丈夫な気がする。

何が本当なのか、よくわからない。

たぶん、全部本当なのだと思う。

洗面所の顔も、車の顔も、外の白い光の中の顔も。

でも、できれば私は、うちの洗面所くらいの顔で生きていきたい。

鏡によって、顔が違う。

光って、なかなか勝手だと思う。

text — homeflow編集部