何かの部品を、とりあえず置いておく。

homeflow — kitchen & small things

なんか見たことある部品みたいなものが、よく落ちている。

これ、何だっけ。

そう言いながら、とりあえずキッチンのやちむんのトレーに置いておく。

すぐには捨てない。

何かの部品のような気がする。 どこかから外れたもののような気がする。 でも、今は何の部品なのかわからない。

しばらくすると、あ、これの部品だったのね、となることがある。

おもちゃだったり、文房具だったり、何かのふただったりする。

逆に、いつまでたっても何も現れないこともある。

これは何だったんだろう、と思いながら、結局捨てる。

正体がわかるまで、少しだけ保留にしている。

見えるところに置いておくと、ちょっと忘れにくい。

引き出しに入れたら、たぶんもう忘れる。

でも、トレーの上にあると、通るたびに目に入る。

まだいるのか。 もう捨ててもいいのか。 そのうち、わかるのか。

そういう小さいものが、キッチンのすみに少しだけ置かれている。

片づいているとは言えない。

でも、すぐに捨てるほどでもない。

何かの部品かもしれないものを、しばらく生活の見えるところに置いておく。

それくらいの保留は、あってもいい気がする。

text — homeflow編集部