生活感のある家が好き、というタイプではない。
牛乳が出しっぱなしだったり、 カバンが動線を塞いでいたり、 脱いだ服がそのままだったり。
そういうのは、普通にノイズになる。 空気が詰まる感じがして、落ち着かない。
整っている方が好きだし、 余白のある部屋も好きだ。
でも、モデルルームにも惹かれない
綺麗な空間は好き。 でも、何も人の気配がない空間には、あまり惹かれない。
自分がそこに住むなら、 たぶん何かを混ぜたくなる。
ガラスの瓶とか。 少し古いものとか。 子どもが作った変な人形とか。
そういうものが少し入ると、 急に空気が生き始める感じがする。
好きな風景がある
子どもがおもちゃを広げて、楽しそうに遊んでいる空間は、 そんなに嫌じゃない。
磨かれた鍋が、棚に並んでいる。 ちゃんと使われているキッチン。 誰かが料理した気配が残っている台所。
そういうものを見ると、 なんだかほっとする。
その違いって、なんだろう
牛乳が出しっぱなしなのも、 子どもがおもちゃを広げているのも、 どちらも「生活感」と呼べる気がする。
でも、私の感じ方は全然違う。
しばらく考えていたら、 たぶん私が惹かれているのは、 「生活感」じゃなくて、 人が生きている気配、 みたいなものなのかもしれないと思った。
誰かの意思が、そこにある感じ。 時間が、そこに染みている感じ。
でも、好き嫌いはちゃんとある
人の気配があれば何でもいい、 というわけでもない。
好きな気配と、苦手な気配が、 自分の中にちゃんとある。
それでいい気がしてる。
うちはどんな気配が好きで、 どんな気配が苦手なんだろう。
そう観察し始めると、 部屋の整え方が、少し変わってくる気がする。